兵庫県の斎藤元彦知事の「パワハラ問題」や「おねだり疑惑」について、追及の手が止まることがない現在です。
かなり苦しい状況ですが、斎藤知事は「県政を進めていきたい」と続投の意思を示し続けています。
兵庫県民はもとより、世間の多くから「斎藤元彦知事はなぜ辞めない？」と疑問の声があがり続けています。
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斎藤元彦知事はなぜ辞めない？
斎藤元彦知事が兵庫県知事を辞めないのは、ご本人が「県政を前に進めることが私の責任の果たし方」と考えているからです。
もちろん兵庫県民や、日本中の多くの方々、そして政治家たちのほとんどが、斎藤元彦知事が辞めずに県政を進めることの責任の取り方に対して「なんで？」と疑問しかないようですが。。。
斎藤知事ご本人は、自分が兵庫県のリーダーとして先頭に立つことが正しい選択だと真に思っているのでしょうけれど、本心としては上記とは別の「辞めない理由」があるのではないでしょうか？
斎藤元彦が知事を辞めない本当の理由
「県政を前に進める」という建前とは別に、斎藤元彦知事が辞めない本当の理由は
- 1565万円の年収（知事報酬）
- 兵庫県知事職のプライド
- 辞めたら全てを認めたことになる
という本音が隠されているのかもしれません。
理由1：1565万円の年収(知事報酬)
斎藤元彦氏が知事を辞めない大きな理由に「年収（知事報酬）」があります。
斎藤元彦知事の2023年の所得金額は「1565万円」。
また、2025年7月末に迎える兵庫県知事の任期を満了すれば、退職金を得ることもできます。
退職金は2000万円とされていることから、なにがあっても4年間の任期満了までは、兵庫県知事の座を降りるわけにはいかないのではないか？ということです。
「年収で1500万円程度はありますからね。政治家としての再起はほぼ不可能ですから、もらえるだけもらおうと思っているんでしょう」
引用元：Smart FLASH
また、任期満了前の2024年の今辞めたとしても、斎藤元彦知事のこの状況で次の仕事は皆無でしょう。
上記記事にもあるように、政治家として活動することはまず不可能でしょうし、もらえる報酬はもらっておかないと！という思惑があるのかもしれません。
理由2：兵庫県知事職のプライド
斎藤元彦知事が兵庫県知事という地位に大きく固執しているのかもしれません。
2021年の兵庫県知事選挙では、現職ら4人の候補者をやぶって、斎藤元彦氏が初当選しています。
また、パワハラ問題で取り沙汰されている
「俺は知事だぞ！」
という発言。
知事職という自身のプライドの高さと、地位への固執が凝縮された強烈な一言（パンチライン）です。
さらに、斎藤元彦の「元彦」という名前は、祖父が命名したとご本人が語っています。
元兵庫県知事だった、金井元彦さんから拝借したということから、祖父からも兵庫県のトップになってほしいという願いが込められていたというわけです。
いずれ、兵庫のために尽くすことが、入省時に抱いた目標と夢でした。
引用元：さいとう元彦公式サイト
自身が夢見た兵庫県知事となれた、というプライドを自ら崩すわけがない！というのが斎藤元彦知事の考えなのかもしれません。
理由3：辞めたら全てを認めたことになる
斎藤元彦知事が自ら、知事を辞職する決断をすれば「これまでの責任をとって辞職」ということですが、そこには疑惑として挙げられた数々の行為を「認めることになる」も含まれてしまいます。
どれだけ追及されようと、百条委員会でも片山元副知事とは真逆の回答をしようと（どちらかが嘘をついていることになる）絶対に疑惑を認めない斎藤知事。
自己保身にあたる部分は、日付や状況まで鮮明に思い出せるのに、不利な内容は「記憶にない」と記憶喪失になれる斎藤知事です。
辞めたら、知事報酬も政治家生命もも全てなくなる恐怖と、さんざん否定してきたパワハラやおねだりも認めることは、自身のプライドの崩壊にもかかわることになります。
ここまで否定してきて今更認めない！と腹をくくっているのかもしれません。
斎藤元彦は「自分が潔白」だと本当に思っている可能性
そして何より、辞めない一番大きな理由として考えられるのが、斎藤元彦知事は、自身が起こしてきた行為について「自分は潔白だと本当に信じている」可能性もあります。
フリーアナウンサーの古舘伊知郎さんが、証人尋問で数々の疑惑について、無表情で答える斎藤知事の姿に「完全に潔白だと信じ込んでいるのでは？」と疑問の声をあげていました。
「あの無表情で同じ自分の論理をずっと繰り返してブレない、あの壊れた昔のテープレコーダーみたいな返答は、これだけ百条委員会で複数に吊るし上げられている風情が漂っていてもビクともしてないんですから、これは推測もいいところですけど、知事は自分の中では完全に潔白だと信じ込んでいる可能性もありますよ」
引用元：ライブドアニュース
年収への執着や知事職への固執うんぬんよりも、斎藤元彦知事自身が「パワハラやおねだりなんてしたことがない」と思っている（思い込んでいる）というものです。
兵庫県職員からあれだけのアンケート証言が出ているにもかかわらず、絶対にパワハラを認めないのは、「なんで私（＝斎藤知事）が悪いの？」と天然で思っているからなのかもしれません。
パワハラをやられた側（職員）はずっと嫌な思いが残りますが、やった方は覚えていない。というかパワハラをした意識すらない。
いじめっ子といじめられっ子の関係性のように、いじめられた痛みはいじめた側は理解していないのと似ているなと思いました。
自民党をはじめ、他会派も巻き込んで斎藤元彦知事の辞職申し入れを2024年9月12日行うと明かされています。
辞職勧告をこれまでのように「県政を前に進めるため辞めない」と固辞するのか？
斎藤元彦知事の兵庫県知事辞職へのカウントダウンは着実に進んでいるように思えます。
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