「かわいい看護師議員」として話題になっている、ひがしゆきさん。
でもその一方で、「なぜ政治家に?」「どんな経歴の持ち主なの?」と、詳しい情報を知りたい人も多いのではないでしょうか。
品川区議を経て都議選にも挑戦する姿には、見た目以上に強い信念と物語が詰まっています。
この記事では、ひがしゆきさん(東由貴)のwiki風プロフィールをもとに、看護師から政治家へ転身した理由や、LGBTQ+当事者としての思い、実績や政策までをわかりやすく解説します。
ひがしゆき(東由貴)のプロフィール|出身や学歴・趣味もわかりやすく整理
政治家という肩書に「看護師出身」と聞くと、ちょっと意外に感じるかもしれません。
でも、ひがしゆきさんの歩んできた道のりを知ると、「なるほど」と納得する理由が見えてきます。
まずは基本情報から整理していきましょう。
名前:ひがし ゆき(東由貴)
生年月日:1989年6月25日(35歳)
出身地:福岡県福岡市
学歴:福岡大学医学部看護学科 卒業(2012年)
職歴:昭和大学病院(品川区旗の台)で約11年間勤務
資格:看護師、保健師
趣味:御朱印集め、カフェめぐり、ボルダリング、ランニング、漫画(特に『名探偵コナン』)
家族構成:同性パートナーと同居
看護師として現場の第一線で働きながらも、プライベートではアクティブに自分の時間を楽しむ姿が想像できますよね。
「政治家=堅苦しい」といったイメージとは、いい意味でギャップのある人物像です。
Instagramやnoteでも、自然体で明るい印象が多くの人の共感を呼んでいます。
彼女が政治の世界に入る以前の人生にも、注目したくなってきますよね。
なぜ看護師から政治家へ?転身の理由には“現場の声”があった
ひがしゆきさんが政治の道を選んだ理由、それはひとことで言えば「現場と行政のギャップ」でした。
看護師として働いていたコロナ禍の医療現場。
その中で、行政の制度や支援が、現実と噛み合っていないことに何度も直面したそうです。
たとえば、医療物資の不足や支援制度の遅れ。
現場で必死に対応している医療従事者の声が、政治に届いていないもどかしさを感じたそうです。
「もっと現場の視点で政策を動かさないと、本当に困っている人が報われない」
そう感じたことが、政治を志す最初のきっかけでした。
さらに、母子家庭で育った自身の経験も、社会への関心を強める土台となっています。
地域の支援や制度に助けられた経験から、「今度は自分が誰かを支える側になりたい」と思うようになったと語っています。
そしてもうひとつ、ひがしゆきさんの決断を後押ししたのが、自身のセクシュアリティです。
ひがしゆきさんはパンセクシュアルを公表しています。
パンセクシュアルとは、性別に関係なく“人として好きになる”恋愛指向のことです。
男性・女性・トランスジェンダーなど、相手の性別や性自認にとらわれず惹かれるのが特徴です。
同性婚の議論が進まない日本社会に対して、「このままじゃ何も変わらない」と危機感を持ったことが、行動を起こす背中を押したのでしょう。
現場の苦しさ、家庭の背景、自分自身の立場。
そのすべてを「政治で変えよう」とする姿勢には、真っ直ぐな覚悟がにじんでいます。
議員としての実績と政策|医療・福祉・ジェンダー平等への取り組み
政治の世界に入ってからのひがしゆきさんは、看護師としての視点を政策にしっかり反映させています。
彼女が掲げている政策の柱は、医療・福祉・子育て支援、そしてジェンダー平等です。
医療政策では、現場で実感した「制度のほころび」を解消するべく、支援の具体化に取り組んでいます。
たとえば、高齢者や障がい者の医療アクセス改善など、実務レベルにまで落とし込んだ提言を行っています。
子育て支援については、自らが母子家庭で育った経験から、「誰もが安心して子どもを育てられる社会」に強い思いを持っています。
ひとり親支援や保育・学童の拡充にも積極的です。
そして注目されているのが、ジェンダー平等への取り組みです。
ひがしゆきさんは、LGBTQ+当事者の視点から、「誰もが自分らしく生きられる社会」を目指す政策を掲げています。
その象徴ともいえるのが、品川区に設置した「にじいろ相談(LGBTQ相談)」の窓口です。
行政としての正式な支援の形をつくるというのは、当事者としてのリアルな声を行政に届ける、大きな一歩と言えるでしょう。
また、当事者の議員ネットワーク「by for the rainbow」にも参加し、全国の仲間たちと連携しながら政策提言を行っています。
彼女の政策はどれも「現場起点」であり、「経験に裏打ちされたリアリティ」があるのが強みです。
単なる理想論ではなく、現実を変えるための道筋を示していると感じられます。
SNSやnoteから見える素顔|かわいいと話題の一方で芯の強さも
「かわいい看護師議員」としてSNSで話題になることもあるひがしゆきさん。
確かに、Instagramなどに投稿されている写真は、笑顔が印象的で明るく爽やかな雰囲気です。
その親しみやすさから、一般層にも支持が広がっています。
とはいえ、ただの“かわいい議員”というイメージでは片付けられません。
noteで綴られる言葉や、自ら発信する動画には、現場で感じたことや、制度に対する具体的な問題提起がしっかり込められています。
たとえば、「同性パートナーと暮らしていることを公表した理由」や、「制度としての平等がなぜ必要か」といったテーマを、感情を交えながらも論理的に発信しています。
そこには、“弱さ”や“違い”を「社会の強さ」に変えていこうという、芯の強さがにじんでいます。
SNSを通じてファンが増えているのは、単なるビジュアルではなく、「言葉に説得力があるから」だと感じる人も多いのではないでしょうか。
そのギャップが、また魅力のひとつなのかもしれませんね。
まとめ|ひがしゆき(東由貴)は“現場経験から政治を動かす”新しいリーダーだった
看護師としての経験、個人のバックグラウンド、そして当事者としての視点。
これらをすべて武器にして、政治という舞台で変化を起こそうとしているのが、ひがしゆきさんです。
ここで、その軌跡をもう一度整理しておきましょう。
- 福岡県出身で、看護師として11年にわたり現場で勤務
- コロナ禍の混乱と行政の壁を感じ、政治家への道を志す
- LGBTQ+当事者としての思いや課題を政策に反映
- 子育て支援や福祉、ジェンダー平等に注力
- SNSやnoteを通じ、率直な言葉で“現場の声”を発信中
政治の世界に飛び込んだその動機は、理屈ではなく「実感」から生まれたものでした。
そして今もなお、“困っている人の隣にいる政治家”としての道を歩み続けています。
この先も、ひがしゆきさんの動向から目が離せませんね。
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