兵庫県知事選挙に立候補している稲村和美さん。
元兵庫県尼崎市長として、3期12年活動して退任しました。
稲村和美さんの若さなら4期目以降も市長を続投できたと思いますが、なぜ辞めたのでしょうか?
USB紛失問題が発生した直後の市長辞任と関係はあるのでしょうか?
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稲村和美は尼崎市長をなぜ辞めた?
稲村和美さんが尼崎市長を辞めたのは「3期12年が区切りだと考えていた」と本人が理由を話しています。
2010年12月12日に、女性市長として当時最年少の38歳で就任した稲村和美さん。
2022年7月7日に開いた記者会見で、稲村和美さんは「3期目に入る時点から、3期での退任を考えていた」と発言しています。
「3期目に入る時点で、3期が一つの区切りだと思っていた。まちづくりの総合計画、それとセットで進めた行財政改革計画が今年度いっぱいで10年の計画期間を終える。6月議会で、次の10年の羅針盤となる総合計画について市議会で議決された。来年度からは新たなステージに入るということで、ここが一つのタイミングだと考えた」
引用元:神戸新聞NEXT
尼崎市長の任期中に、子供の医療費助成の拡充など、子育て支援政策も一定の推進をしたことから、次へバトンを渡すタイミングだと考えて辞めたのかもしれませんね。
稲村和美が尼崎市長を辞めたのはUSB紛失問題が無関係は嘘!?
稲村和美さんが尼崎市長を辞めた理由に、USB紛失問題は無関係と断言しています。
稲村和美さんは、USB紛失問題と市長辞任は無関係と断言していましたが、問題発覚直後(2022年7月)の市長辞任発表だったことから「無関係は嘘だろう」と噂されていたようです。
稲村和美さんいわく、市長を辞めることは辞任する1年前の2021年から近しい人物には伝えていたそうです。
「もう1期務めるべきでは?」との意見もあったようですが、
「しっかりとバトンを渡すことまでが自分の責任」
だと、今のタイミングしかないと強い思いで市長を退任したと話しています。
USB紛失問題は発覚時期がたまたま退任発表の近くだっただけで、市長を辞める決断に影響はしていないそうです。
任期満了を前倒ししたことUSB問題と関連を疑われた理由だった
稲村和美さんは、市長任期を10日間前倒しして退任したことが、当時疑問視されていました。
本来は2022年12月11日に任期満了で退任だったものを、12月1日と10日間前倒しして市長職を辞しています。
「なぜ前倒ししたの?」という疑問が、辞職発表直前のUSB紛失問題と合わさって、
「USB紛失問題によって急いで辞めた(任期満了を前倒しした)」
と噂が広がったのかもしれません。
ですが、稲村和美さんが10日間前倒しして、市長を退任した本当の理由は
- 新市長が12月議会に十分準備して臨めるようにするため
- 定例会の会期を1月に延ばせば次年度の予算編成に影響がでる可能性
を考慮して、次の市長が早く就任して仕事がしやすいように配慮した結果、退任時期を前倒ししたということです。
稲村和美の「政治家引退発言」は嘘だった!
稲村和美さんは尼崎市長の退任式で「今後選挙には出ず、政治家は引退する」と発言していました。
尼崎市長の12年が政治家としての集大成だ!と退任当時は思っていたようですが、2024年に入ってからの兵庫県庁や斎藤元彦元兵庫県知事の問題に「このままではだめだ」と奮起したのかもしれません。
2024年10月に出馬意向を固めた際、稲村和美さんは
「政治家は引退するつもりでいたんですけれども。みなさんと一緒に、それこそみんなで作っていく新しい兵庫に挑戦できるんだったら、頑張ろうというふうに今思っているところです」
引用元:テレ朝NEWS
政治家引退を表明していたことは認めながら、兵庫県再生に挑戦したい!という思いから出馬の意向を固めたと話しています。
今になって言えば、2022年当時の稲村和美さんの政治家引退発言は「嘘だった」となりますが、兵庫県を建て直したい一心で、封印していた気持ちに火がついたようです。
日本全国から注目される兵庫県知事選挙。
稲村和美さんはじめ、立候補者の選挙戦の動向から目が離せませんね!
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