小中学校で「上履き廃止」が広まっているようです。
日本では昔から当たり前だった上履きも、令和の現在では必要のないものなのでしょうか?
上履きを廃止して外履きのみの「一足制」にすることのメリット・デメリットも紹介していきます。
東京都内の学校で上履き廃止が進む
上履きに履き替えず土足のままの一足制」を導入する公立小中学校が東京都内で増加しています。
ニュースサイトを見て、令和の現在は上履きに履き替えないの?と不思議な感覚でした。
筆者(40代)の小中学校時代は、学校へ着いたら玄関の下駄箱で外履きから上履きへ履き替えるのがまずはスタートでしたから。
ちなみに筆者の子供が通っている地方の小学校では、もちろん上履きが必須です。
上履き廃止が進行している理由が気になりますね。
上履き廃止の理由は?
小中学校で進む「上履き廃止」は、スペース確保や利便性の向上という理由が挙げられます。
もちろん全国の小中学校で統一されたルールではありませんので、行政ごとの判断によるものです。
上履き廃止で「一足制」のメリット
上履きを廃止することで
スペースの確保:下足箱を無くしスペースが有効活用できる
避難時の安全確保:災害時に靴の履き替えなしで迅速に避難が可能
混雑解消:履き替え時の混雑を防ぎ、スムーズに教室へ移動できる
バリアフリー化の推進:施設の効率的なバリアフリー化が可能
保護者の負担軽減:上履きの洗浄など管理負担を軽減
などが上履き廃止で一足制にするメリットです。
上履き廃止で「一足制」のデメリット
もちろん上履きを廃止することにメリットばかりではありません。
一足制にすることでデメリットも生じる可能性がでてきます。
衛生面の問題:泥や砂、雨の日の汚れなどが教室に持ち込まれる
雨天時の対応:濡れたままの外履きによって、水での床すべりなど危険性もある
調理室利用の問題:調理実習の際、外履きのまま入室は衛生的に問題
足の健康への影響:一日中同じ靴を履くことで、足の蒸れ、雑菌の繁殖につながる
やはり衛生面や児童自身の足への負担というデメリットは気になるところですね。
とはいえ、デメリット以上に一足制にするメリットがあると判断したから上履き廃止が広まっているということです。
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