NHK「きょうの料理」で飛び出した「愛の共同作業」という一言が、思わぬ注目を集めました。
和やかな雰囲気の中で交わされた言葉でしたが、SNSでは「面白い」と「不快だ」で意見が割れ、議論にまで発展したのです。
そこで気になるのは、この発言をした女性講師はいったい誰なのか、そしてどんな人物なのかという点ですよね。
答えはチーズ研究家として知られるかのうかおりさん。
この記事では、放送の内容やネットの反応を整理しつつ、かのうかおりさんの経歴や活動にも光を当てます。
さっそく見ていきましょう!
きょうの料理で「愛の共同作業」と発言した女性講師は誰?
早速結論ですが、女性講師の正体は料理研究家の「かのうかおり」さんです。
2025年8月19日に放送されたNHK「きょうの料理」で、ちょっと驚くような一言が飛び出しました。
テーマは「おやつのじかん ひんやりフルーツスイーツ」。
水切りヨーグルトを使ったレシピ「ヨーグルトバーク」を紹介する中で、女性講師が男性アナウンサーに「愛の共同作業で行きましょう」と声をかけたんです。
一見ほほえましいやりとりにも思えますが、この言葉がSNSで一気に広まり、視聴者の間で大きな話題になりました。
「え、誰だったの?」と気になった人も多いのではないでしょうか。
発言があった放送回と料理テーマ
問題の発言があったのは、放送68年目を迎えた「きょうの料理」の一幕です。
8月19日の回では、夏にぴったりの「ひんやりフルーツスイーツ」がテーマ。
講師が作った「ヨーグルトバーク」は、水切りしたヨーグルトに蜂蜜を混ぜ、バナナやキウイ、オレンジ、パイナップル、ミックスベリーをのせていくというもの。
さらに梅干しまでトッピングするユニークな工夫もあり、番組らしい“遊び心”が感じられました。

その作業を男性アナウンサーと一緒に進める場面で、講師の口から「愛の共同作業」というフレーズが出たんだって!
こうして切り取られた一言が、ネットで大きな議論を呼ぶことになりました。
講師名が判明した公式ソース
では、この女性講師は誰だったのか。
番組公式サイト「みんなのきょうの料理」を確認すると、出演者として名前がしっかり記載されています。
そこに登場していたのが、チーズ研究家であり料理研究家のかのうかおりさんです。

つまり「愛の共同作業」と発言したのは、かのうかおりさんで間違いってことだね!
NHKの公式ページに明記されているため、信頼性は高いといえるでしょう。
一部のニュース記事では名前を伏せていましたが、公式情報を見れば講師の正体ははっきり確認できます。
ネットでの反応は?物議を醸した理由
「愛の共同作業」というフレーズは、放送直後からSNSで一気に広がりました。
一部の視聴者にとってはユーモラスで和やかな場面に映った一方で、別の層からは「気持ち悪い」「男女逆なら問題視されるのでは」といった声が上がったんです。
この温度差が、議論を呼んだ大きなポイントでしたね。
賛否が分かれたXでのコメント傾向
X(旧Twitter)上にはさまざまな投稿が飛び交いました。
「愛の共同作業ときたか!」と面白がるコメントもあれば、「講師が男性で相手が女性アナならアウトでは?」と危うさを指摘する声もありました。
中には「一緒に作業することを“愛の共同作業”って言うのは違和感がある」と率直に不快感を表す意見も。
要するに、受け取り方は人それぞれで、賛否がくっきり分かれたんですね。
NHKのコメントと番組側の対応
こうした反応を受けて、NHK広報局は取材に対し
「視聴者のみなさまのご意見を参考に、今後も番組づくりに取り組んでまいります」
とコメントしました。
具体的な謝罪や訂正はありませんでしたが、真摯に意見を受け止めている姿勢を示した形です。
一方で、番組本編の雰囲気はあくまで和やか。
発言後も男性アナウンサーが自ら「愛の共同作業」と言い直したり、講師が「センスいいじゃないですか」と笑顔で応じたりと、全体としては和気あいあいとしていました。
だからこそ「本当に問題視すべきかどうか」で、意見が割れたといえるでしょう。
かのうかおりのプロフィール
ここからは、講師を務めたかのうかおりさんがどんな人物なのかを見ていきましょう。
発言だけが切り取られると誤解されがちですが、実は料理やチーズの分野で長年活躍してきた研究家なんです。
知れば知るほど、その経歴や実績に驚かされますよ。
出身や学歴などの基礎情報
かのうかおりさんは、長崎県の壱岐島出身です。
学習院女子短期大学の家庭生活科で栄養学を学び、そこで食への関心を深めました。
学生時代から食に真剣に向き合ってきたことがわかりますね。
フランス修業とカオリーヌ菓子店の活動
会社員として働いたあと、「もっと本格的に学びたい」と思い立ち単身フランスへ。
サヴォワ地方の農家に住み込み、チーズの製造や熟成を経験しました。
さらにパリのチーズ専門店で販売を担当し、現場で学んだ経験を積み重ねています。
帰国後は国内のチーズ専門店で働きながら「カオリーヌ食堂」という教室を立ち上げ、やがて通販専門の「カオリーヌ菓子店」を運営。
バスクチーズケーキのブームを仕掛けた存在としても紹介されるなど、業界での影響力は大きいんです。

かのうかおりさんってめっちゃすごい人じゃん!
保有資格や著書・メディア出演
かのうかおりさんのすごさは、その肩書や資格にも表れています。
フランスチーズ鑑評騎士(シュヴァリエ・デュ・タスト・フロマージュ)、J.S.A.ソムリエ、マスター・オブ・チーズなど、専門的な資格をいくつも取得。
加えて「チーズの絵本」や「カオリーヌ菓子店のチーズケーキ」といった著書も手がけています。
NHK「きょうの料理」や雑誌特集にも数多く登場しており、研究家としての知名度も十分。
ただの“料理好き”ではなく、専門性と実績を兼ね備えた料理研究家であることがわかります。
かのうかおりは「バスチーブーム」の火付け役だった!
ここからは、報道やニュース記事ではあまり取り上げられていない、かのうかおりさんの注目ポイントを紹介します。
ネットの議論だけに焦点を当てると一面的になってしまうので、専門家としての独自性にも目を向けたいところです。
バスクチーズケーキブームとの関わり
スイーツ好きの人なら記憶にあるかもしれませんが、数年前にバスクチーズケーキが大ブームとなりました。
その流行を日本で広めるきっかけのひとりが、実はかのうかおりさんなんです。
独自のレシピやイベントで紹介したことで、多くの人がその魅力を知るようになったといわれています。
ニュース記事が「愛の共同作業」ばかりを切り取る一方で、この功績はもっと注目されてもいいポイントですよね。
チーズ研究家としての独自活動
かのうかおりさんは「チーズ研究家」という肩書きを掲げ、日常にチーズを取り入れる提案を続けています。
単にレシピを発信するだけでなく、だしやうま味をテーマにしたワークショップや、グルテンフリーの料理教室「チキテオ」など幅広い活動も展開。
食育や味わうことそのものを探究する姿勢は、他の料理研究家とも一線を画しています。
こうした活動は一般ニュースではあまり触れられませんが、かのうかおりさんを知るうえで欠かせない要素といえるでしょう。
まとめ|「愛の共同作業」発言とかのうかおりという人物
今回の放送で注目を集めた「愛の共同作業」という一言。
SNSでは賛否が分かれましたが、背景を知るとまた違った見方ができます。
整理するとポイントは次のとおりです。
- 発言した女性講師は、チーズ研究家・料理研究家のかのうかおりさん
- 問題視されたのは軽いやりとりの一場面で、番組自体は和やかに進行
- SNSでは「面白い」と「不快だ」の両方の声があり、受け取り方に差があった
- かのうかおりさんは、フランス修業や「カオリーヌ菓子店」など豊富な経歴を持つ専門家
- バスクチーズケーキのブームを仕掛けるなど、食の分野で独自の実績を築いている
発言だけが独り歩きしてしまうのはもったいないこと。
むしろ専門家としての歩みを知ると、かのうかおりさんの存在がより立体的に見えてきますよね。
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