参政党から参院選に立候補している桜井祥子さん。
元エンジニアでCTOという異色の経歴を持ち、政治家に転身したその背景には何があったのでしょうか?
この記事では、彼女の学歴・職歴からスタートアップ時代の実績、そして政治を志すようになった理由まで、深掘りしていきます。
桜井祥子はどんな人?異色の経歴をざっくり解説
「CTOから政治家へ?」と聞いて、思わず二度見した人もいるのではないでしょうか。
まずは桜井祥子さんがどういった人物なのか、注目される理由を一緒に見ていきましょう。ちょっと気になってきませんか?
物理学からIT業界へ──キャリアのはじまり
桜井祥子さんの原点は、東北大学理学部物理学科での学びにあります。
自然現象に対する「なぜ?」を追求する探究心は、のちのプログラミングや開発にもつながっていくことになります。
大学卒業後は、大手IT企業にエンジニア職として入社。
金融系クライアントの受託開発に携わり、5年間にわたって実務経験を積み重ねました。
途中、プロジェクトマネージャー直下のリーダーを務めるまでに昇進しますが、管理職よりも「現場でコードを書いていたい」という思いが強くなっていきます。
この“現場志向”こそが、後のキャリアを大きく変える転機となるのです。
CTO・アプリ開発・法人経営…肩書きの多さに注目
その後、桜井祥子さんはスタートアップ企業「Compath.me」にCTOとして参加します。
CTO(最高技術責任者)とは、企業における技術戦略や開発全般を統括する重要なポジションです。つまり、技術畑の“ボス”的存在って感じですね。
ここで彼女は、地図をベースにした行動記録アプリの開発や、家族向け育児アプリ「KiDDY」の立ち上げに携わりました。
さらに2019年からは、夫とともに一級建築士向けの資格学習サービスをスタート。
この事業は2023年に法人化され、現在は役員として経営にも携わっています。
開発、育児、教育、経営と、多彩な顔を持つ人物──それが桜井祥子さんなのです。
プロフィールと学歴・職歴の詳細
ここでは、桜井祥子さんの基本情報や時系列的な経歴を整理しておきましょう。
- 名前:桜井祥子(さくらいしょうこ)
- 生年月日:1984年1月31日
- 年齢:41歳(2025年7月現在)
- 出身地:東京都大田区
- 学歴:
○ 大妻高等学校 卒業(2002年)
○ 東北大学理学部物理学科 卒業(2006年) - 職歴:
○ 大手IT企業にて受託開発エンジニア(2006年〜2011年)
○ スタートアップ「Compath.me」CTO(2011年〜)
○ 育児アプリ「KiDDY」開発(2013年〜)
○ 建築士向けWebサービス運営 → 2023年に法人化・役員就任 - 所属政党:参政党
- 家族構成:夫(詳細不明)
現場でコードを書きたいという思いから、あえてマネジメント職を選ばなかった桜井祥子さん。
スタートアップ界隈では貴重な「女性CTO」として活躍し続けてきた背景には、自らの人生を貫く強い意志があったのかもしれません。
なぜ政治家に?エンジニアから立候補に至った理由
ここで気になるのが、「なぜ政治家に?」という疑問です。
あれだけ多彩なキャリアを築いてきた彼女が、なぜ政界に足を踏み入れたのでしょうか。
歴史観への気づきと社会課題への問題意識
選挙ドットコムによれば、桜井祥子さんが政治家を志すようになったのは、近年の政治に対する「おかしさ」への気づきがきっかけだったとのこと。たしかに、最近の政治って妙なことが多いですもんね。
そこから「正しい歴史観」に触れる中で、「より良い日本を次世代に残したい」という意識が芽生えたそうです。
このあたりの心の変化は明確には語られていませんが、もしかするとテクノロジーの現場で数々の壁を感じてきた経験も、社会構造そのものへの問題意識に繋がっていったのかもしれません。
「減税・教育・農業改革」など政策から見る思想
桜井祥子さんの掲げる政策は、いずれも庶民生活の“リアルな困りごと”に焦点を当てています。
- 消費税の段階的な廃止による減税
- 有機食材の学校給食導入
- 農業従事者の公務員化
- 外国資本の土地買収規制
こうした項目を見ると、単なる理念ではなく、自分自身の実体験や生活感覚に根ざした政策であることが伝わってきます。
特に「食」や「教育」への言及が多い点には、育児アプリを開発してきた経験や、家庭と社会の両面を知る立場からの視点が反映されているように感じます。
ネットの反応は?桜井祥子への注目度と評価
では、桜井祥子さんの立候補に対して、ネットではどのような反応があるのでしょうか?
「女性CTOが政治に?」驚きと期待の声
X(旧Twitter)などでは、「女性CTOが政治に出るってすごい時代だな」「経歴がかっこよすぎる」といった驚きや称賛の声が多く見られました。
特にIT業界出身者からの反応はポジティブで、「技術者の声が届く政治になりそう」といったコメントも目立ちます。
選挙ポスターや公約を通して「堅いイメージ」の候補者も多い中、桜井祥子さんのような異色の存在は、ひときわ目を引くようです。
共感される発言・政策、そして一部の懸念も
一方で、保守的な政策スタンスや、急進的な改革案に対して「ちょっと極端すぎるのでは」と懸念する声もありました。
とくに「外国人の流入抑制」や「公務員化政策」などに対しては、賛否が分かれる傾向が見られます。
とはいえ、ITエンジニアとしての確かなキャリアや、生活者目線の政策提言に共感を示す声が多く、選挙戦の中でも注目される存在であることは間違いありません。
まとめ|桜井祥子は“異色”の中に信念を持つ候補だった
ここまで見てきた内容を、もう一度整理しておきましょう。
- 東北大学卒の理系出身で、大手SIerからCTOに転身した元エンジニア。
- Compath.meやKiDDYなど複数のプロダクト開発に関わった実績あり。
- 家族向けWebサービス事業を立ち上げ、法人化後は経営にも関与。
- 政治家を志した背景には、歴史観や社会構造への問題意識がある。
- SNSでは異色の経歴に注目が集まり、期待と懸念が交錯している。
まさに、注目せずにはいられない存在ですね!
理系、エンジニア、ママ、経営者、そして政治家。
肩書きだけを並べても桜井祥子さんの“多面性”には圧倒されますが、その根底には一貫した「生活者視点」と「現場主義」がありました。
日本社会の課題に、自らの経験値で切り込もうとするその姿勢。
これからどんな言葉で、どんな社会像を描いていくのか──今後の動向に注目です。

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