パリオリンピックで「ワタガシ」ペアを組んでいた、渡辺勇大選手が新たに田口真彩(たぐち まや)選手と混合ダブルスペアを組むことが判明しました。
13年ペアを組んでいた東野有紗選手に変わるのが、渡辺勇大選手と11歳も年齢差のある若い選手であるから更に驚きです。
なぜ渡辺勇大選手は田口真彩選手と混合ダブルスのペアを組むことになったのでしょうか?
ネット上で考察されている理由を調べてまとめていきます!
田口真彩がかわいすぎて彼氏の存在が気になる↓
渡辺勇大と田口真彩はなぜペアを組んだ?
渡辺勇大選手が田口真彩選手を混合ダブルスのペアに選んだのには、双方の理由や思いと、日本バドミントン協会の思惑もあるのでは?と考察する意見があります。
まず、渡辺勇大選手は「混合ダブルス」で世界の頂点に立ちたい!という思いがあるようです。
田口真彩選手側、というか日本バドミントン協会の思いとしては、次世代の日本トップ選手の「目星をつけた選手」が田口真彩選手であり、世界と戦った渡辺勇大選手とペアを組ませたかったのかもしれません。
渡辺勇大選手の意見も多少は反映されているでしょうが、、経験値の差が歴然である田口真彩選手をペアに組むことになったのは、やはりバドミントン協会の指針が大きいのではないかと。
日本バドミントン協会の思う、渡辺勇大選手と田口真彩選手がペアを組んだ理由は
- 田口真彩のポイントランキングを上げるため?
- 田口真彩が将来性を期待された選手だから
- 田口真彩がミックスダブルス経験者だから
以上の3つではないか?と考察できます。
【理由1】田口真彩のポイントランキングを上げるため?
バドミントンでパリオリンピックの出場するには
「1年間の対象大会から作成するランキングリストによって出場資格が決定する」
という規定がありました。
世界バドミントン連盟(BWF)が定める大会はグレード分けされている。
上のグレードほど獲得できるポイントが高く、成績に応じてポイントが配分される。
加算されるのは年間10大会分に限られるため、11大会以上出場した場合はポイントが高いものから加算される。
グレード1の大会は開催数が限られるためトップ選手は主に年間30大会以上が開催されるワールドツアーに参戦しポイントを稼ぐ。
次回のロスオリンピックでも、大きな変更はないと思われるため、パリ五輪同様に出場資格を得るためにランキング入りポイントを稼がなければならないわけです。
田口真彩選手が、パリ五輪の銅メダリストの渡辺勇大選手とペアを組めば、大きな大会に出場して勝利する確率も高くなるでしょう。
田口真彩選手の将来を見据えた、渡辺勇大選手とのペア結成と言えるのかもしれません。
もちろん田口真彩選手の実力があるからこそ、渡辺勇大選手がペア相手に選んだことは間違いありません。
【理由2】田口真彩が将来性を期待された選手だから
田口真彩選手は2024年8月現在、18歳という若さですが実力とともに「将来性を期待されている選手」と言われています。
2023年の「アジアジュニア選手権」では混合団体で金メダル。
同じく2023年の世界ジュニア選手権で、女子ダブルスで金メダルと、若手の中でのバドミントンのスキルの高さは折り紙付きと言えます。
【グアテマラ】
— 公益財団法人日本バドミントン協会(NBA) (@BadmintonPublic) June 28, 2023
ジュニアナショナルが参加していた
グアテマラフューチャー2023🏸
MS
菅原海斗選手🥉
WS
宮崎友花選手🥇🏆
須藤海妃選手🥈
WD
山北奈緒/須藤海妃ペア🥇🏆
WD
田口真彩/宮崎友花ペア🥈
XD
谷岡大吾/田口真彩ペア🥇🏆
松川健大/山北奈緒ペア🥈#バドミントン#BADMINTON#BIRDJAPAN pic.twitter.com/iE6TNfU289
渡辺勇大選手とペアを組むことで、更に成長できることでしょう。
また渡辺勇大選手も若手に指導する、という経験が積めることから両者の将来を見据えた組み合わせだったのかもしれません。
【理由3】田口真彩がミックスダブルス経験者だから
田口真彩選手が「ミックスダブルスの経験者」というのも渡辺勇大選手とペアを組んだ理由の一つと言われています。
前項で紹介した2023年の世界ジュニア選手権で男子の谷岡大后選手とミックスダブルスのペアを組み、見事金メダルを獲得しています。
ミックスダブルスでは
混合ダブルスの戦術の特徴は、あまりローテーションを行わないこと。
トップ&バックを作り、パワーのある男子が後衛で攻め、最後に前衛にいる女子が決めることが、鉄則だと言われています。
と、通常(男子or女子)ダブルスとは違う戦術があります。
田口真彩選手はミックスダブルスでしっかりと結果を出している選手であることから、渡辺勇大選手との息も合わせやすいと言えるのです。
渡辺勇大&田口真彩のペアはこれから始動なのでまだまだ未知数です。
2024年9月6〜11日におこなわれる「全日本社会人選手権」で初お目見えとなることから、「ワタグチペア」に期待が高まるばかります!
渡辺勇大「ワタガシ」ペアを解消した理由は?
では、田口真彩選手と混合ペアを組むことになった渡辺勇大選手は、なぜ東野有紗選手との「ワタガシペア」を解消したのか?
理由は、東野有紗選手が
「混合ダブルスではなく女子ダブルスで世界の頂点を目指したい」
ことからペア解消になったそうです。
ペアを組んで13年、東京オリンピック終了後には、東野有紗選手が新しい挑戦を考えていたと。
東野有紗選手は自身のインスタグラムで、渡辺勇大選手や周りのスタッフに対して感謝の思いを綴っています。
パリオリンピックを「ワタガシ」の最後だと共通認識で、メダルを目指して全勢力を注いだのでしょうね。
渡辺勇大&田口真彩のペア結成に「なぜ?」と思った人も多かったようです。
それは、日本バドミントンの未来と、「ワタガシペア」両者と、次世代のエース候補、田口真彩選手のこれからを見据えての、最良の判断だったと言えます。
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